敵に塩を送らせるiPad
07/23/2010 1件のコメント
「敵」というのは言い過ぎかもしれませんが、この方にアップル製品を使わせたiPadはすごいです。
「マイクロソフト:ビル・ゲイツ不在の次の10年」など、MS関連本の著者としてよく知られている Mary J. Foley が ‘I confess: I bought an iPad (and so far I love it)’(告白します。iPad、買いました[今のところすごくいいです])と告白してしまっています。まずはこんな感じ。
Just to be clear, I haven’t refrained from buying Apple over the years because I blog about Microsoft. Many of my Microsoft-watching colleagues consider it imperative and even enjoyable to use Apple’s wares. But I never wanted to be part of the Apple community because I have had so many negative, hostile and condescending interactions with not just Apple fanboys, but regular Apple users. If that’s what “thinking different” was, I wanted no parts.(はっきりさせておきたいのは、私が長年MSについて書いてきたからアップルを買うのを控えていたわけではない、ということ。アップル製品を買うことは必要条件、楽しみでさえある、という私の同僚もいたわ。でも私はアップルの仲間にはなりたくなかった。なぜなら、アップルギークに限らず普通のアップルユーザーは、私に対して否定的で非友好的で、憐憫の情さえ示した。これが「think different」というものなら、私は仲間にはなりたくなかった)
記事のタイトルに「告白」とある通り、アップルに対する敷居がすごく高かったことをFoleyさんは説明されています。そもそもZuneやPCなど使えるデバイスがあるのだから、iPodやMacBook、iMac、そしてiPhoneもですが、彼女にとってアップル製品は必要ではなかった、と彼女は言います。じゃあなぜiPadは買ってしまったのか。それは単純に「iPadと同じことができるPCがなかった」から、だと言います。
後は恨み節ような文言が続きます。今年中にWindows 7が走るスレートPCが出るとMSは約束したが、そうだとしても待たせすぎだ。iPadと張り合うものが今年中に出るなら喜んでiPadは見送ったはずだ。MSのショップで店員に相談したら「もし500ドルが自由に使えるならiPadを買ってみれば?」と言われた。Windowsスレートは出るだろうが、私に言わせれば本物ではない。それぞれのメーカーが異なるUIを採用し、アプリケーションの利便性も疑わしい。8はスレートPCに最適化されているというが、登場は2012年。待てるか。etc。
ただ、そこはPCユーザーの矜持、iPadがWindowsマシンに完全に取って代わるものではない、とのこと。曰くiPad は “a consumption device, not a creation device”(消費デバイスで創造デバイスではない)とのこと。でも「今のところは」と言っているので、将来的に今以上のものになるかも、という可能性は否定していません。そして告白しています。
I have to say, after a week, I am loving the iPad.
(1週間使ってみて。iPad、すごくいいわ)
AT&Tの3G網についてはやはり気に入らない、SafariもiTunesも気に入らない、と言います。でもiPadはいい。
iPadがうまくいっているように思える現状をみている以上、MSに対してとりあえず提言できることは、Officeやその他のソフトをiPadで使えるようにすること、と彼女は述べています。
最後に「早まったと思う?」と問いかけています。でも彼女にはiPadに匹敵するマシンが今年中に、ひょっとしたら来年でさえ、出るか疑問なわけです。
なるほど。PCオンリーのユーザーには経験できない経験を与えてくれる、というのは、アップルユーザーとして気付かなかったiPadの魅力かもしれません。
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