世界初の本格的なiPad教育に注目

注目すべき活動を行っている人物や団体に関する情報を読者から公募し、「2011年、注目すべき名前」という特集にまとめる企画をForbes誌が行っているようです。

スコットランドはグリーノックにあるCedars School of Excellenceは、iPadを全校的に採用して世界で初めて本格運用を開始した学校として話題になっていましたが、この学校がそうした「注目すべき名前」のひとつとして取り上げられています

小学校から高校までの全校生徒にiPadを提供し、授業や宿題で活用しているとのことで、この学校のIT部門の責任者であるFraser Speirsさんは現在、アメリカ中をまわって彼の取り組みに関する講演を行っていて、とても忙しいとのこと。

最近もヴァージニア、ジョージア、ペンシルバニアなど様々な場所で取り組みについて語ったとのことですが、スペアーズさんとしては特にiPadの伝道師になるつもりはないとのこと。デンマークなど、テクノロジーを用いた教育に積極的な国からも彼の取り組みは注目されているようです。

スペアーズさんが困っていたのは学校のコンピュータが足りない状態がずっと続いていたことでしたが、1月にiPadが発表されたとき、“immediately obvious to all of us that this was the device we had been looking for”(見た瞬間、これこそが私たちが探し求めていたデバイスだと明らかにわかった)と彼は感じたとのこと。

デジタル・デバイドをさらに広げてしまう、単に注目されたいだけ、紙とペンをやめるのか(実際にはやめていないそうです)、など批判は多いようです。いっぽうで、親が宿題の面倒を以前よりよく見るようになった、生徒が忘れ物を気にしないで学校に来られるようになった、美術のクラスではやり直しができるので自信が持てるようになった、などいいことづくめで、この取り組みに不満を持っている親は全くいない、ということのようです。

予算的なことはほとんど障壁とはならなかったが、iPadを基準にしたカリキュラムを構築するのが一番の課題だった、とのこと。フレキシブルに対応できる教員がiPadをうまく使いこなせていたようです。

スペアーズ氏は、“I think many educators are coming to the realization that 1:1 deployment is the way forward. The easy availability of reliable technology is something that a lot of teachers want.”(これからは生徒ひとりひとりにデバイスを供与する時代になる、ということに多くの教育者が気付き始めています。彼らは信頼できるテクノロジーがすぐ利用出来ることが大切だ、と考えているです)とも述べています。

 

 

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