若い頃は音楽を生業にしたかったzackyです。
前回までの記事を読んでいただいている方には、今回私がアメリカでアップル漬けになっていたかのような印象を与えてしまっているかと思います。その通りです(笑)。ただ、前回も書いたのですが、あくまでアップル20%、本業80%ぐらいのイメージは維持するようにしていました。それに、以前の記事でiPadについてジョブズが「リベラルアーツ」というアイデアを持ち出したことにより、私の仕事と偶然にもリンクされることになり、今回のMacWorld Expo+アップルストア探訪は仕事と無関係ではなくなった、という経緯もあります。
まあ、それはそれとして、実は私、教育関係の仕事をしているのですが、しばしば調査で北米を訪れています。今回の訪米もその一環だったんですが、今回の一番の目的は、ブルックリンに住むあるミュージシャンに会うことで、それがOne Ring Zero というバンドの主要メンバーのひとり Michael Hearst さんです。

左がマイケル、右が相方のJoshua Campさんです。他にも不定メンバーが多数いるのですが、彼らふたりが中心となって活動しています。
彼らのことを知ったのは、私がカナダのトロントに長期滞在していたときのことです。当時トロントのハーバーフロントエリアに住んでいて、アパートのちょうど前が催し物会場になっていました。そこに彼らが演奏しにやってきたのですが、カナダで最も有名であろう作家マーガレット・アトウッドがステージに上がっているではありませんか。アトウッドが彼らと一緒に演奏しているのがテルミン(笑)。そう、あのテルミンです。カナダのCBCがこの時の様子をニュースにしていますのでご参考に。
アコーディオンと、クラリネットのような音を出す妙な楽器(のちにこれがクラヴィオラというすでに生産されいていない楽器だと知りますが)のサウンドが非常に印象的だったのと、作家がステージに一緒に上がるっていうのは、どういうことなんだ? と疑問に思った事を思い出します。
その後、彼らが As Smart As We Areというタイトルのアルバムで、Paul Auster、Joanathan Lethem、Dave Eggersなど、日本でもよく知られている作家とコラボレートしていることを知りました。音楽は最初、正直かなり未知な感じで、どうにも印象をつかみにくかったのですが、聞いているうちに、軽妙でユーモアが豊富なトーンにのめり込んで行きました。
このアルバムはかなり注目を集め、ABCのニュースなど、各メディアで取り上げられ、彼らを一躍有名にしました。その後もバンドやソロで精力的に活動を続けています。
そうこうしているうちに、実際に本人に会って話をしてみたいと思いいろいろと画策をし、ようやく今回会えることになって、マイケルに会ってきた、というわけです。
ブルックリンのCOLSONというコーヒーショップで待ち合わせをしたんですが、会うなり友人になれそうな人柄を滲ませながら笑顔で握手してくれて、いろいろと話を聞きました。このコーヒーショップの隣に彼らが活動の基盤とするBarbèsというお店があります。そのあと彼のアパートや、私が関心のあったブルックリンの他の場所をいろいろと案内してくれました。
で、このことがなければブログでこの記事を書くこともなかったかもしれませんが、彼が曲作りに使っていたのがMacBook Proで、それを見た途端私が「ブログで書いていいかい?」と聞いたら「もちろん!」と言ってくれたので書いています(笑)。
彼らの音楽は、サウンドそのものが非常にすばらしく、加えて彼ら自身によるものも含めて、歌詞に見るべきところも多いという多層的なものです。興味がおありでしたらiTunesやYouTubeで聴けますので、是非お試しになってみてください。あくまで私的な印象ですが Pizzicato Five なんかが好きな方は、結構共感するところもあるかもしれません。オススメです。新曲のVenusはポップな感じで、すごくいいです(ちなみにShocking Blueの曲とは無関係です)。今回のアルバム(今年出る予定だそうです)はプログレのイメージを少ーし意識している、とのこと。その文脈だとマイケルはELO、ジョシュアはELPがどちらかというと好みだそうで、Venusを聞くとナルホド、と妙に納得。

マイケルのMac。

彼がはじめて自作したというテルミンも見せてくれました。

マイケルのウェブサイトにある人形が棚の上に。

猫のPauli。マイケルはときどき “Neko” とも呼ぶそうです。
4時間ほどにわたっていろいろと話しをしてくれて、さらに、夜、バスケットボールしてから、ジョシュアのソロライブを観ながらビールを飲もう、という話になり、いいねー、と笑顔で別れ一旦ホテルに帰ったのですが、ここでこれまでのツケが・・・。
限界でした。体が動かない・・・。おまけに明日の朝は5時起きで空港、帰り支度が何もできていない。タイトすぎるスケジュールを組んだことを悔やみました。
今年もう一回戻ってきて、ジョシュアに会うこと、ライブをきちんと見に来ることを約束しつつ、「行けねえ」と泣く泣く告げることになりました。
Michael, I’ll be over there during the rest of the year. See you then!
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