「5パーセント」ふたたび

前回のAVATARに関するエントリについてのつづき。

ああ、また「オリジナリティ」なんていうロマンティシズムにとらわれてしまっていました。

以前、これに関連したことを書いていたのを忘れていました。坂本龍一氏の「5パーセント」論です。主旨は、世の中の音楽の95パーセントは伝統に基づいていて、本当にオリジナルなものはせいぜい5パーセントくらい、自分(教授)はその5パーセントのほうに興味がある、ということだと思います。ポピュラリティがあればあるほど、過去の伝統に依存する度合いが高くなるのは当然のことだし、「売る」ためには過去の成功例を積極的に取り込むのは、商売人としてはあったりまえのことです。こうした議論において微妙な線上にある表象を映画内に持ち込んでいるキャメロンのやり方というのは、私のように騒ぐ奴がいればいるほど成功と言える戦略なわけで、私はみごとに「釣られた」わけです。

やっぱり、お金を儲けられるかどうかって、メンタリティに負うところがおおきいのかな、と思う今この時間なわけです。

<本日の一曲:ゲルギエフ+キーロフ+ロッテルダム/ショスタコーヴィッチ『交響曲第7番 レニングラード』> 前回は体調不良で音楽を聴く余裕がありませんでした。本日もイマイチです。でもこういう、ちょっとささくれ立っている気分のときには第一楽章の「いつまで続くの?」スネアドラムとその顛末がむしろ安定剤のように作用することに気づきました。

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