Nexus One、(一応)気にしてみました。

昨年12月のTWiTだったと思います。(たぶん)John C. Dvorakが、例のDROIDもタッチはまあまあいいけど、iPhoneのタッチの動作ほど “fluid” じゃない、と言っていて、なるほど fluidity というのはiPhoneの操作性を説明するのにぴったりの概念だなー、と思いました。

Nexus One、話題騒然です。が、私的には、全く視野に入っていません。理由も後で述べます。

すでに公式の動画が出ておりますし、何らかの形で事前に入手された方々がYouTubeにも動画をアップしていらっしゃいます。いくつか見ましたが、動きはいいようですね。iPhone 3GSより若干軽い(5グラム)、若干薄い(8ミリ)ということですし、iPhoneの大きさや重さが気になっている方には、一つの選択肢になる(?)かもしれません。

ただ、文系コンセプト攻め(& いち消費者として使いやすいかどうかだけが判断の基準)の私としては、例えばSnapdragon 1 GHz Core プロセッサと言われてもそのありがたみはよくわかりません。要はiPhoneより操作性が優れているかどうかだけが、今後考慮に入れるべきガジェットかどうかを見極める判断の基準になります。

レビューもいくつか読みました。Nexus Oneの仕様上優れているところ(ディスプレイの大きさ、解像度、処理速度など)を考慮に入れた上で、多くのレビューが、じゃあiPhone 3GSと比べてどうなの、という話にならざるをえないわけです。対照的なものをふたつ。

TechCrunchのMichael Arringtonは “I’ve been using the Nexus One with TMobile since mid-December as my primary mobile phone. This is the best Android powered phone to date. It’s also the fastest and most elegant smartphone on the market today, solidly beating the iPhone in most ways.” (12月半ばから使ってるけど、アンドロイド携帯としては一番いいし、スマートフォンとしてもすごい。多くの点でiPhoneに勝ってる)と褒めてます。

方や当ブログでおなじみのDavid PogueはNew York Timesのレビューで、システムを揺るがして世間をアッと言わせることが好きなGoogleだけど、 “the truth is, the Google news this week isn’t quite as earthshaking as Google seems to think it is.” (本当のところ、今回のニュースについては、グーグルが思っているほどに世間を驚かせるほどのものではない)と、かなり醒めたレビューをしています。

ポーグが指摘しているNexus Oneの問題点は

・アプリケーションのダウンロード用のメモリスペースが190mbしかない

・スピーカーのオン・オフの(物理的)スイッチがない

・マルチタッチがiPhoneのようではない

・iTunesのようなソフトがない

・仕上がりがiPhoneほどではない

といったあたりのことです。最後のとかはかなり主観によるものだとは思います。あとは使う側の問題になります。

個人的には、YouTubeでいくつか実際の操作の様子を見ましたが、確かに処理速度は早いようではありますが、最初にも言ったiPhoneの “fluid” な感じは、Nexus Oneにはないのかな、という気がしました。

私にとっての一番の問題点。バッテリです。

実はこれは “pro” Nexus Oneのアーリントンが指摘しています。通話7時間、待受250時間、3Gインターネット5時間、ビデオ再生7時間、音声再生20時間が公称ですが、アーリントンは「ゲームを最大輝度でプレイすると1時間半でバッテリが切れる」と自分が使った経験から「iPhoneの基準に照らしてもひどく短い」と述べています。

常に持ち歩くことが前提となるスマートフォンのバッテリの貧弱さは、痛い。

Googleによれば、これはまだはじまりにすぎない、ということらしく、Nexus Two、Threeと続いてSixまで行くのかどうかは知りませんが、すでにiPhoneが存在し、比較されることが自明であるときに、圧倒的な利点を示せないデバイスをNexus “One” として出すこと(SIMフリーがデフォルトというのは確かに重要な点ではあると思いますが)の意義がどこにあるのかということに、多少の疑問を感じるところではあります。というか、SIMフリー携帯をGoogleの専用ページで販売する、というビジネスモデルの提案自体にむしろ意義があるんでしょうか、やっぱり。

それにつけてもアーリントンが発売前に手に入れた製品についてのレビューをするときに思い出すのがGimor Gangでの騒動です。以前当ブログでも取り上げましたが、 番組メンバーの中で唯一 Palm Pre を発売前にレビュー用に渡されていたラポートに対するやっかみからか、アーリントンがラポートに「それをタダで手に入れたのか?」と(半ば冗談つもりだったんでしょうけど)執拗に問いただしたところ、ラポートがブチギレてしまい、番組が中断、その後番組そのものが終わってしまった、という事件がありました。その後ふたりは仲直りをしたそうですけれども。私はふだん、いち消費者として、好き勝手にブログで自分の言いたいことを言ってるだけ、ではありますが、ただレビューを分析するだけではなく、自分の意見をはっきりと述べる場合の自分の発言の責任に対して私が深く考えるきっかけになった事件でした。

ところでアーリントンはNexus Oneを「買った」のでしょうか?

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