近頃のアップル

ブログを始めて10カ月、WordPressに引越して8カ月、ブログタイトルを『田園Mac』に改めてから4ヶ月弱になりました。
WordPressに引越してきてからのPV数がお陰さまで30万を超え、日頃読んでいただいている皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。Apple-Styleさん、AppBankさんをはじめ、いつも記事を取り上げてくださっています諸サイト様には心から御礼を申し上げます。
実は、ブログタイトルを改めたときに決めたことがありました。
1年は、何があってもアップルのディフェンスにまわろう、って。
まだ4ヶ月足らず前です。信念を曲げて、何がアップルファンだと。強く思いました。ともかくこの信念に基づいてブログを書いてきました。
ただ、かなり事情がややこしいことになってきました。
アップルが大きくなりすぎました。4月にiPadを発売してから特に状況は大きく変化しています。5月末には時価総額がマイクロソフトを抜いて米国2位の企業になりました
その後6月にiPhone 4を発売。そして “Antennagate” 問題。
先の信念に従い、終始アップルのディフェンスに徹することにしました。
ただ、正直申しますと、少し疲れています(笑)。
一昨日あたり、例の他社携帯のアンテナ問題を指摘したページをアップルが自社サイトから削除したことが各所で報じられていました。
このあたり、アップルも「我々はテクノロジーの会社だ」という自負を持っているのですから、問題がなければ掲載し続けておけばいい、と思うのですが、やはり問題があったのでしょうか、それとも単にそういう予定だったのでしょうか。タイミング的に、この記事に書かれているあたりのことが影響している可能性もあります。
常にマイノリティだったから、ディフェンスにも意味があったのですが、いささか状況が変わりすぎたかな、と。私は、自己を正当化するアップルの方法が以前と劇的に変わったとは思いませんが、あそこで緊急会見を行うこと自体、アップルをとりまく状況が大きく変化したことを意味していたと思います。新しく獲得したユーザーに向けても正しさを主張する必要があるとアップルは考えたわけですが、通常のルーティーンの中で、コアなファンに向けて、マイノリティの立場で他社製品との比較をする、という、過去にアップルが取ってきたやり方を緊急会見という場に持ち込んでしまって、問題がこじれてしまったような気がします。
少し愚痴になりますが、何があっても守る、というのは大変です(笑)。でも、まずは決めたことはなんとか貫こう、と思いました。
しかし、状況がここまで変化してしまうと、あまりに固執してしまってもかえってアップルのためにならないことがあってはよろしくないと思います。
アップルのディフェンスに回る、ということが、多くの人にアップルに対して正しい目を向けてもらうために動く、ということを意味するなら、私もそのように振舞うべきかと思います。
マイクロソフトの時価総額を抜いたことについての記事で、私は書いたんです。「事実は事実。私も襟を正します」と。つまり、そのような立場にいる企業をサポートする人間として、以前とは違う対処の方法が求められることを予想していたわけです。
だからこそ、緊急会見でアップルが他社製品の比較をしだしたときに、かなりの違和感を覚えたことは確かなんです。アップルはもはや、それをして世間に納得してもらえる立場にはない、ということです。
私から言わせれば、少しダメな所があるくらいのほうが、アップルらしくていい(笑)ぐらいの気持ちがあります。アップル製品として初めてPowerMacを使い出した頃から、そういうアップルらしさとずっと付き合ってきて、今回のiPhone 4も、その意味ではめちゃくちゃアップルらしい製品だと思います。
だから、緊急会見ではむしろ、今の立場を勘案して「あ、ちょっとだめだったね、ごめんね。次はよくするね。やっぱりいろいろこだわりがあるから、実用性とコンフリクトするところがまれにあるけれど、頑張ってみんなが使いやすいと思えるような製品を作るね」というようなことを言ってくれたほうが、ずっとすっきりしたんです。それがなんだか、以前と同じような感じでやっちゃったから、守る方も大変(笑)。
ああ。言っちゃいました(笑)。まあ、これからは少しは冷静に対処しようと思います。少し考えたんですけどね。このままディフェンスを続けるか、それとも冷静になるか。ただいかんせん、技術的な知識が皆無なので、説得的にディフェンスするにはやはり無理がありすぎます(笑)。ここ数カ月は、ポジションの取り方についていろいろと考えさせられ、いい勉強になったと思っています。
ただ断っておきますが、日和見をするつもりはありません。あくまでアップル製品の素晴らしさを主張するブログではありたいと思っています。そこだけは譲れない(笑)。いろいろと騒がれているにせよ、私にとってのiPhone 4の素晴らしさにこれっぽっちの変化もあるわけではありません。それくらいアップルの製品はイイ。多少のダメな所があっても、それを補ってあまりある素晴らしさがアップルの製品にはある。いろいろと言われようがiPhoneが人気を集めていることがこのことを証明しています。そして、そういうお茶目なアップルを私は愛しております(笑)。
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15 Responses to 近頃のアップル

  1. toshi says:

    いつも楽しく読ませて頂いています。
    お気持ちはよくわかります。僕も、少々のことには目をつぶってアップル製品を使い続けようというサポーターの一人です。
    でも、そのこととは別に、問題への対処の方法は、業界内の規模によって変えるべきではないと思いますよ。その意味では、あの会見と、その手法は方向としては正しいと思います。一定の説得力はありました。ただ、いろいろ問題はあると思いました。他者の端末のテストが全く同じ条件で行われているのか不明でした。科学的、あるいは技術的にフェアなやり方で検証をしている保証が必要です。あのままの情報を鵜呑みにはできない。
    一方で、比較された他社は、同じ科学的データで反証して、あの会見を無効にすれば良い。それをしないのは何故?…と勘ぐってしまいます。
    実際、ネット上に出ているユーザーからの情報では、実はiPhone4の受信感度、ほとんど問題無いというものがほとんどのようです(科学的でない表現ですが…)。私の友人も、全く問題無しと太鼓判です。このバッシング?こそ、アップルの業界内でのプレゼンスが高まったことを反映しているのではないでしょうか。
    長い目でじっくりと冷静に観察する必要があるかも知れません。TOYOTA問題もほとんど濡れ衣でした(関係ないかな?)。

    • zacky1016 says:

      toshiさん、コメントありがとうございます。
      そうですね。たとえばあの会見で非を大きく認めたとして、良くなっていたとはやっぱり私も思いません。うーん。やはり真のアップルサポーターとしては、傲慢に見えても突きす進むジョブズをただ支える、というスタンスも大切なんでしょうね。
      おっしゃる通り、トヨタ問題とかぶるところもあり、まずは成り行きを静かに見守るべきかと。でもまだ真のサポーターとしては若輩の私としてはなんかもうハラハラしちゃって(笑) もう少し修行を積みます(笑)

  2. Tomo says:

    Apple Inc.好きですか。昔も今も高邁だけど傲慢、独りよがりで我がまま好き勝手、裏切りと切り捨ての歴史、実に狡猾に感じますね。しかしApple Productsにはキラリ光る物が多くあったと思います。かれこれ20年近く愛用してますし。

    Apple Inc.を擁護すると立場を決めうちすることに無理があるのでは? 製品を自らの目で見て判断しては。製品の善し悪しに会社規模が大きい、小さいは無関係でしょ。

    過去製品で好きなのはあの悪評高いG4Cube。CPUをアップグレードしながら未だに自宅サーバとして現役。IBM大和製のPowerBook2400。ストイックなまでに端整なPowerBook G4Ii。いずれもAppleならではのデザイン(設計)で、良識ある他社ならまず採用しないであろうことをやっちゃってます。iPhone4にも似たようなものを感じますね。はい、もちろん愛用してます。^^

  3. Tomo says:

    あらミスタイプ。 誤:PowerBook G4Ii → 正:PowerBook G4Ti でした。

    • zacky1016 says:

      Tomoさん、コメントありがとうございます。
      いやー、仰る通り、無理がありました(笑)。
      まだまだサポーターとしては若輩であることが身に染みてわかりました。全てを擁護する必要も、そもそもないわけですし。やはり冷静に行こうかと。
      業界と全く関わりのない私ですので、基本的なところで頓珍漢なことを言ったりすると思うのですが、以降もよろしくご指摘ください。ありがとうございます。

  4. isaac says:

    いや~、まだまだですねww どうか長い目で見てやってください。
    こんな規模の会社がベンチャー企業さながらの成長率を続けているのですから、たまにはチョンボもありますよ。 また業績が下降線をたどる事もあるでしょうが、その時こそサポートしたいものです。

    Win機のnetwork administratorもどきもやらされた経験から、やっぱりMacは素晴らしいと思います。 他の方には申し訳ないですが、私だけはMacで楽をしたいので、会社から支給されるWin機を拒否して無理矢理Macを買わせて十数年、個人的なものも含めれば30数台のお布施をしてきました。 家族もMac以外を買ったことはありません。デスクトップはほとんど廃棄してしまいましたが、PB100, PBG3, PBG4Ti, PBG4 17″だけはどうしても捨てられずに手元に置いてあります。いずれも素晴らしい製品です。

    香港在住25年になりますが、当地は未だにApple (Retail) Storeさえない、日本以上にMacがマイナーな場所です。数年前までは、Macを販売している所を探すのも一苦労でした。 iPhoneのヒットで漸く認知度が高まりました。 当地を含めた中国はこれからAppleのドル箱になると思いますよ。(ハードを売っている限り、MSの様に、Windows OSのコピーが蔓延する恐れもありませんしね。)

    これからもAppleが潰れない限り、一生サポートし続けますよ。

    • zacky1016 says:

      isaacさん、
      ほんとまだまだです(笑)。
      私などまだアップルファンと自称するにもおこがましい、と思いつつ、なんだか感情と理性の赴くまま、やっぱりブログに思いを綴ってしまう。そういう気持ちをアップル製品を使っていると持ってしまうのですから、不思議です。
      どうか今後とも叱咤してやってください(笑)。よろしくお願いします。

  5. co says:

    いつも熟読させていただいております。
    10数年来Appleと付き合っている私は、ご記載の、>ごめんね。次はよくするね。という表現に親近感を覚えました。まさにその繰り返しであった気が。だからこそ今の発展につながったです。
    パソコンという限定された世界ではこれで良く、しかし、今やライフスタイルを変える企業にまで大きくなってしまっては、新規ユーザー、winユーザーというAppleから見た「その他大勢」の価値観にも沿わなければならなかったのでしょう。アンテナ会見のジョブスも、「こんな事するとは思わなかった」と感じていたりして。
    大きくなるということは、いままで通りにいかないということなのでしょうか。
    私も、これからもAppleを応援する立場はかわりません。

    • zacky1016 says:

      coさん、コメントいただきありがとうございます。
      やはり、今やより多くのユーザーを抱えているアップルとして、今まで以上に振舞い方に気を使う必要はあるのかもしれませんね。大きくなれば、風当たりも強くなる。考えて見れば当たり前のことですね。
      まずはいい製品をつくってくれるアップルという企業があることが大事だということを再認識しました。いい製品を作り続けてもらうために、ユーザーもできる限りのことをする。これに尽きるのかな。
      でも、アップルという会社は、すごいですね。ユーザーにここまで思われているのですから。
      わたしもずっと応援します。

  6. ピンバック: Tweets that mention 近頃のアップル « 田園 Mac 〜Mac Pastorale〜 -- Topsy.com

  7. reima says:

    私もTomoさんのコメントに賛同です。
    いつだって、Appleの出してくる製品に自分なりのジャッジを下して購入するしないを決めています。人に勧めるときは、その人に合うかどうかが最優先。
    或る意味、アップルとのこうした駆け引きのようなものの中で、「まいった!」と思わされることが多いかな。
    擁護すると立場を決めうちすることから発せられる言葉は逆にアップルのためにならない気もします。
    厳しくアップルを愛してきた人々がいてからこそ、ジョブズもアップル社もここまで来たのかな、なんてのは自負しちゃったりしてますが。

    大きく、広く知られる会社になるといろいろな意見が出てきます。
    情報にではなく、製品から正しいアップル社のメッセージを受け止めたいですね。

    • zacky1016 says:

      reimaさん、
      そうですね。そもそものスタンスにやはり無理があったことがよくわかりました。
      人生の縮図?のような側面さえ見出してしまいそうです(笑)。
      ユーザーそれぞれの立場から、批判すべき時は批判する。でもいいと思うものは全力で擁護する。
      アップルって、そういう会社なんですよね。なんだか重荷が取れるような気がして、今少しホッとしています(笑)。私も忌憚の無い意見を、これからは発信していこうと思います。なぜって、それがアップルのためになるのですから。
      今後ともよろしくお願いします!

  8. ピンバック: Top Posts — WordPress.com

  9. Bow says:

    はじめまして。
    なんとなく納得出来るような文面があったので覗いてみました。

    もう20年、Macを使っています。
    G5の頃までは、修理というのには無縁でしたが、
    ここ3年ほど。
    毎年、4回は銀座アップルのジーニアスに修理にいきます。
    つい昨日も。
    ものすごい人。修理にきていました。
    昨年の今頃の2倍くらいか。
    中国で作っているからなのかどうかわかりませんが。

    Steve Jobsを筆頭に。
    会社がつぶれかけた時代を忘れないでいてもらいたいものです。
    今日のApple Japanの社長の経済産業省における
    マスコミへの対応もそう。
    なんだか、Apple様 という態度が見えます。

    でも、なんだかんだ言っても Apple製品が好きなんだな・・
    iPhone/iPod Touch/3台のiMacを仕事で使っています。
    新しい Mac Book Air なんか出たら、
    すぐに買ってしまいそうです・・・

    • zacky1016 says:

      Bowさん、コメントありがとうございます。
      私は真のヘビーユーザーになってからは間もないですが、アップルの最初の出会いから勘定すれば14年目になります。私は全体的にあまり問題なく来ましたが、MacBook AirのHDDを頻繁な移動のせいで一度修理したかな。iBookは7年目で液晶がだめになり、このときは諦めました(笑)。ただ、品質保証については、以前より多少問題あり、とお感じのようで、なるほど、という感じもいたします。グローバル化の時代、「ものづくり」という日本のお家芸も、難しい局面を迎えているなぁ、と、こういう問題に行き当たるにつれ思ったりします。アップルが中国で組み立ててるのも、それがギリギリの線なのだろうな、という思いもありますし。
      アップルジャパンの社長さんも、ある意味大変なんだろうな、と思います(笑)。
      いちユーザーとしては、いいものをつくり続けてほしいと願うばかりです。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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