銀行もアップルストアに見習います

カナダのGlobe and Mail紙は “RBC takes a bite from Apple Stores”(RBCがアップルストアをひと齧り) という記事で、カナダ最大の銀行RBC(Royal Bank of Canada)がアップルのリテールストアのコンセプトを取り入れた店舗を来月のバーリントン(オンタリオ州)をかわきりに、12月にはハリファックス(ノバスコシア州)、来年早々にはトロントに開設すると伝えています。

アップルストアのコンセプトを取り入れた理由について、RBCのデヴィッド・マッケイ氏は、顧客のみならず、RBCを利用していない人にも、通常の銀行ではできないような何かを提供したいと述べていて、その試みのひとつが、ジーニアス・バーならぬ「イノベーション・バー」であるとのことです。

この「イノベーション・バー」の売りは、設置されたコンピュータのスクリーンの上に硬貨をのせると自動的にその金額を計算し、もしそのお金が投資された場合に、どれほどの金額になっていくかを、いろんな投資の方法によって計算する、というもののようです。

マッケイ氏は “We looked outside the [banking] industry and a lot of the design principles come from retailers. . . .  It doesn’t look like a branch, it looks like a store … an environment that you want to walk in and interact with.”([銀行]業界ではない業界におけるリテールのデザインコンセプトにいろいろと学びました。銀行の店舗というよりは、ちょっと立ち寄って何かしてみたいと思える「お店」のような雰囲気です)と述べていて、記事には精彩な写真がないのですが、確かにアップルストアのコンセプトに近いと言えば近いような店の雰囲気がかいま見られます。

カナダではやや小さめの展開をしていますが、ING Directも以前からコーヒーショップにいるような雰囲気を味わえる「カフェ」と呼ばれる店舗を展開しています。INGはさらに、ルルレモンとの共催によるヨガのクラスを開くなど、銀行らしからぬ興味深いサービスを展開していたりします。

買うつもりがなくても、入ってみていろいろと楽しめる、というのがアップルストアの良さであり、「一平方フィートあたり世界最高」の売り上げを誇る強みであるわけですが、確かに銀行はそういう試みを実践しにくい場所のひとつです。しかしRBCは、金融セミナーなどの座席の雰囲気もアップルストアのセミナールームのようなリラックス雰囲気に倣い、顧客がリラックスできるような環境づくりに取り組んでいるようです。

調べてみてわかりましたが、アップルカナダには、RBCの従業員(正規、パートタイム問わず)専用の割引プログラムがある、ということで、RBCはもともとアップルとはかなり近い関係にあったようですね。

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One Response to 銀行もアップルストアに見習います

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