Financial Timesがスティーブ・ジョブズを今年の人に選出

英フィナンシャル・タイムズがアップルCEOスティーブ・ジョブズを “FT Person of the Year” に選出し、Silicon Valley visionary who put Apple on topという特集記事を組んでいます。

When Steve Jobs walked on to the stage at San Francisco’s Yerba Buena Center in January, it capped the most remarkable comeback in modern business history.(1月、スティーブ・ジョブズがサンフランシスコのYerba Buena Centerのステージに登場したが、これにより近年のビジネスの歴史上最も特筆すべきカムバックの総仕上げが行われた。)

記事の冒頭、ジョブズがアップルに復帰してからの期間の「総仕上げ」として、今年1月のiPad発表時の瞬間をハイライトしています。「ジョブズ氏自身の基準を以てしても、今年1月のイベント前の期待感は、尋常ではないレベルまで高められていた」として、iPad(もちろん当時は名前はわからず “The Tablet” などと言われていましたが)への期待感が非常に高かったこと、そして、その期待感は裏切られなかったことを読者に思い出させてくれます。

記事ではジョブズのアップルへの復帰から現在までが総括されていますが、とりあえずは興味深いところをかいつまんで引用します。

A rebuttal of F. Scott Fitzgerald’s much-quoted aphorism that there are no second acts in American life does not come more decisively than this. When Steven Paul Jobs first hit the headlines, he was younger even than Mark Zuckerberg is now. Long before it was cool to be a nerd, his formative role in popularising the personal computer, and Apple’s initial public offering on Wall Street – which came when Mr Jobs was still only 25 – made him the tech industry’s first rock star.

「アメリカでは人生の第二幕はない」というF・スコット・フィッツジェラルドのアフォリズムが、これほど決然と反証された例はない。スティーブン・ポール・ジョブズが最初に新聞の見出しを飾ったとき、彼は今のマーク・ザッカーバーグよりも若かったのだ。ギークであることが「クール」になるずっと前のことだ。彼はパーソナルコンピュータを普及させる重要な役割を負い、ウォールストリートでアップル社への公募を初めて出した。まだ彼が25歳のころだ。そして彼は今や、テック業界の最初のロックスターだ

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“Steve’s the last of the great builders,” says Roger McNamee, a Silicon Valley financier who led a recent, failed attempt to rebuild Palm in Apple’s image. “What makes him different is that he’s creating jobs and economic activity out of thin air while just about every other CEO in America is working out ways to cut costs and lay people off.”

「スティーブは最後の偉大な企業家だ」というのはシリコン・バレーの投資家ロジャー・マクナミー。彼は最近、アップルに倣ってPalmを再建しようとしたが、うまくいかなかった。「彼が他とちがうのは、何も見つかりそうにないところから仕事やお金の循環を作り出すことだ。アメリカのほとんどのCEOがコストや人員を削減する結果になっているのとは対照的に」

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The iPad is the culmination of an approach that he has seemingly been perfecting for his entire career. Those who have laboured under him describe him as a stern taskmaster who understands the art of the possible, rather than a long-range visionary. That means pushing relentlessly forward rather than milking old successes – even ones as significant as the iPod.

iPadは、彼の手法が生み出した究極の製品だが、その手法は彼のこれまでのキャリアのなかで築き上げられてきたものだ。彼のもとで仕事をした人物たちは、彼のことを夢想家というよりは、「可能性の技術」とでも言うべき技術を理解している厳格な工事現場の親方だ、という。そして過去の成功に甘んじることなく、絶え間なく前に進む。iPodのようにすばらしいものがあったとしても。

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“Other companies might try to stretch out the life of [the iPod], but they were willing to say, ‘No there’s better technology,’ ” says Carl Bass, chief executive of Autodesk, a design software company that has developed apps for the iPad. “I don’t often think about CEOs being brave and courageous, but Steve is.”

iPadアプリを開発したソフトウェア会社Autodeskのカール・ベース氏は言う。「他の会社なら[iPodの]寿命をのばすことに懸命になるかもしれないが、『いや、もっといいものができるはずだ』というのがアップルだ。私は、CEOは勇猛果敢であるべきだと必ずしも考えないが、スティーブは、勇猛果敢だ」

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In his autobiography, John Sculley, the former PepsiCo executive who once ran Apple, said this of the ambitions of the man he had pushed out: “Apple was supposed to become a wonderful consumer products company. This was a lunatic plan. High-tech could not be designed and sold as a consumer product.” How wrong can you be.

ジョン・スカリーは自伝で次のように言う。「アップルは、素晴らしいコンシューマ向け製品をつくる会社になろうとしていた。ばかげた計画だった。『ハイテク』がコンシューマ向け製品としてデザインされ売られるなんて、無理なことだったんだ。」 人は、間違いをおかすものである。

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